【アナリストの眼】利回り5%など指標割安のピーアンドピー、今秋ホールディングへ

2012年7月27日 10:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  携帯電話などの販売支援を手掛けるピーアンドピー <2426> (JQS)は、株価水準の割安感を見直したい。

  販売支援請負(アウトソーシング事業)、販売支援要員派遣(人材派遣事業)が主力で、労働者派遣法改正の影響を受けるとともに、派遣・請負スタッフの社会保険加入などもコスト負担となる。収益力向上に向けて、新規顧客の開拓とともに、派遣・請負スタッフの確保や効率的配置なども課題だろう。

  今期(13年3月期)通期連結業績についての会社予想は、売上高が前期比1.4%増~10.2%増、営業利益が同8.4%増~28.1%増としている。レンジ形式の公表で、経常利益と純利益については未公表だが、請負案件の利益率向上などで増収営業増益の見込みである。年間配当については980円(期末一括980円)の予想としている。

  会社リリースによる月次売上動向(参考値)を見ると、12年4月は前年同月比5.3%増加、5月は同1.8%増加、6月は同2.3%減少、4~6月累計では前年同期比1.5%増加となっている。

  なお純粋持株会社への移行に伴い、現在のピーアンドピーは9月26日に上場廃止となり、純粋持株会社のP&Pホールディングスが10月1日に新規上場の予定である。

  株価の動きを見ると、3月14日には年初来高値2万5020円を付ける場面があったが、急反落して5月15日には年初来安値となる1万6780円を付けた。その後は反発して戻り歩調の展開となっているが、週足チャートで見ると、11年春以降は概ね1万7000円近辺~2万3000円近辺のレンジを往来する展開のようだ。

  7月26日の終値1万9480円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結純利益およびEPSは未公表のため、営業利益予想のレンジ中間値を基に推定したEPS3000円で算出)は6倍近辺、今期予想配当利回りは5%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS2万9251円05銭で算出)は0.6倍台となり、割安感のある水準だろう。

  割安感の見直しで、当面はレンジ上限の2万3000円近辺がターゲット水準になりそうだ。きっかけ次第でレンジ上放れの可能性もあるだろう(シニア・アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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