【銘柄診断】TOTOは今期減額も一過性の要因、来期の大幅増益へ視点が移る

2012年7月21日 11:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  TOTO <5332> は今2012年3月期の減額修正をきっかけに失望売りが高まり、2月3日には573円と昨年来安値に近い水準にまで売り込まれた。

  今3月期の第3四半期累計の営業利益は134億7800万円(前年同期105億6900万円)と好調だった。しかしリフォームのリモデル事業で建設技能者不足のため売上げが計画を下回り、米国でも伸び悩んでいるため、今3月期については営業利益を200億円から180億円(前期140億1400万円)に引き下げた。PERなどが比較的高めの水準にあったことで、失望売りを誘う結果となってしまった。

  リモデル需要が着実に回復傾向にあるほか、新築向けで、震災被災地の復興需要などによる新設住宅着工戸数の増加が続いているため、アナリスト筋は来2013年3月期については大幅増益を想定している。

  株価は悪材料を織り込んで視点が来期に移りつつある。来期の増益率を計りながら堅調な展開が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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