パナソニック、ソーラーカーレースで東海大学チームとスポンサー契約

2012年7月19日 13:58

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パナソニックは19日、南アフリカ共和国で開催される世界最長のソーラーカーレース「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2012」に参戦する東海大学のソーラーカーチームとスポンサー契約を締結すると発表した。

パナソニックは19日、南アフリカ共和国で開催される世界最長のソーラーカーレース「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2012」に参戦する東海大学のソーラーカーチームとスポンサー契約を締結すると発表した。[写真拡大]

 パナソニックは19日、南アフリカ共和国で開催される世界最長のソーラーカーレース「サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ2012」(9月17日~29日)に参戦する東海大学のソーラーカーチームとスポンサー契約を締結することで合意したと発表した。HIT太陽電池と高容量リチウムイオン電池を提供する。

 サウス・アフリカン・ソーラーチャレンジ(SASC)は、2008年に第1回目が開催され、今回が3回目となるソーラーカーレース。南アフリカ共和国北東部のプレトリアをスタートし、同国をほぼ一周する約5,000kmの世界最長の距離と標高差2,000m程度の高低差がある過酷なコースで行われる。

 東海大学のソーラーカーチームは、前回2011年のSASC大会でパナソニック製のリチウムイオン電池を搭載した機体で2連覇を達成した。今回の大会でパナソニックは、高容量のリチウムイオン電池に加えHIT太陽電池を提供し、3連覇を目指す。

 パナソニックによると、同社が提供するHIT太陽電池は、結晶シリコン基板とアモルファスシリコン薄膜を用いて形成した独自開発のハイブリッド型太陽電池。高い変換効率や高温時の特性に優れ、単位面積当たりの発電量が多いため、限られた面積でも高い発電量を得ることができるという。

 また、同社が提供する二次電池は、円筒形18650サイズの高容量リチウムイオン電池。同社独自のニッケル系正極を採用した業界最高レベルのエネルギー密度を持ち、高容量・高耐久・軽量のため、長い駆動時間と電池パックの軽量化につながるなどの特長を持っている。

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