【銘柄診断】ムトー精工はPER、PBR、利回りなど投資指標の割安さが顕著

2012年7月12日 15:16

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ムトー精工 <7927> (JQS)はここへきて出遅れ買いを集めて人気化、7月2日には560円の高値まで買い進まれた。

  ただ、3月19日の高値565円にほんの少し及ばなかったため、戻り待ちだった売り物が次第に下方に移り、ここやや調整色が強い展開を強いられている。

  しかし、PERが5.5倍、PBRに至っては0.4倍と割安感が顕著、かつ配当利回りも3.9%に達しており、なお調整気分が引き継がれるにしても、株価の押しはごく小さいものにとどまりそう。

  前2012年3月期は営業利益3億7000万円と前期比42%の大幅減益に見舞われた。しかし、今2013年3月期は営業利益9億円と前期比2.4倍の大幅増益が想定されている。主力商品のプラスチック部品が前3月期はAV向けの低調が足を引っ張ったが、今3月期は自動車の生産回復を受けカーナビ向けの伸びが見込まれるほか、家電向けもデジカメ向けは好調を維持する見通しだ。

  従来のデジタル家電・自動車関連機器主体から、ゲーム機器・情報通信・精密機器などの分野へ幅を広げることで、事業の拡大成長を目指す方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ウチヤマHDは連日の上場来高値、公開価格割れ初値形成の直近IPOは「残り物に福」?=浅妻昭治(2012/07/12)
【話題株】ベスト電器はヤマダ電機による買収観測を材料に買い気配(2012/07/12)
【特集】建設機械関連株展望:北米と国内好調、国内リースも繁忙(2012/06/10)
【特集】クールビズ関連銘柄:盛り上がるクールビズ関連商戦(2012/06/03)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事