【銘柄診断】アドバネクスは業績回復が鮮明になる、今期は5期ぶりの復配へ

2012年6月25日 16:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アドバネクス <5998> は中低位株人気に乗り2月22日に130円の高値を示現、以後整理局面に入っていたが5月15日の67円、6月4日の69円でダブル底を形成、底打ち反転ムードが強まっている。

  精密ばね事業ではタブレット端末部品向けが好調に推移、プラスチック事業では自動車向けが伸び、前2012年3月期は営業利益6億1200万円と前々期比10%増益を達成した。精密ばね事業、プラスチック部門ともに自動車向けの売上げが拡大するため、今2013年3月期も営業利益6億5000万円と前期比6%の増益が想定されている。

  今3月期は5期ぶりに年1円の復配に進む意向だ。収益性の向上、及び更なるコスト削減を推進することで業績回復が明確になってきたことが背景で会社側の先行きに対する自信の現われと受け止められる。

  赤字が続いていた子会社について、事業譲渡などにより損失が軽微となり、継続事業の前提に疑義を生じさせるような事象又は状況が解消されたことも、業績向上への道筋が見えたことにつながる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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