【銘柄診断】前田道路は原油価格低下がプラス要因に、今3月期は増益転換も

2012年6月19日 15:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  前田道路 <1883> が6月4日の安値795円を起点に急ピッチの戻り相場に突入してきた。前2012年3月期の営業利益145億円、前々期比47%増の大幅増益から一転、今2013年3月期は営業利益117億円と前期比19%減益の見通しが明らかになり、失望売りから6月4日の安値更新に追い込まれた。

  引き続き震災の復興支援に全力を尽くすとともに、建設事業では都市部での経営効率化を図り、民間発注工事を主体とした営業活動を推し進める方針。前3月期の受注の次期繰越高が244億円と前々期比15%増でスタートしているように、今3月期の見通しが慎重とする声が強かったが、最近の原油価格低下傾向でアスファルト合材のコストが引き下がることが、新たな業績のプラス要因として評価されている。

  アナリスト筋からは今3月期の業績は増益転換の可能性が出てきたことを指摘する声も出てきている。人気後退気味の復興関連株をリードする展開が期待できそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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