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【銘柄診断】太平洋セメントは信用買い残の整理が一巡、軽快な出直り波動も
記事提供元:日本インタビュ新聞社
太平洋セメント <5233> が6月4日の145円をボトムに出直り相場に転じてきた。震災の復興需要本格化で業績面では何の問題も無く、4月20日の高値195円から調整トレンドに入ったのは、積み上がった信用残の重みに耐え切れなくなったことが要因。
しかし、信用買い残は直近のピーク3月24日申し込み現在の4264万株から、直近の6月8日申し込み現在の3100万株まで、1164万株の減少を見せている。それなりに整理一巡感が台頭してもおかしくない状況だ。
業績のフォローも強力。前2012年3月期の営業利益291億円、前々期比77%増益に続き、今2013年3月期も営業利益360億円、前期比23%増が見込まれている。復興需要は今3月期から本格化してくるだけにアナリスト筋はこぞって会社側の見通しは慎重と見ている。復興関連のリード役としての存在感は不変である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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