【銘柄診断】明星工業はダブルボトム形成を経て出直り相場入りを鮮明にする

2012年6月13日 17:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  明星工業 <1976> (大1)は5月21日の189円と6月4日の190円でダブルボトムを形成、底入れ反転の動きを強めてきた。

  2月24日に高値275円を示現したが、これは大阪銘柄を中心とする中低位株人気に乗ったもの。ただ、同社の場合、前2012年3月期の1株当たり利益は37円が想定されていただけに、決して実力以上の高値を示現したわけではない。

  現在でもPBRは0.5倍、配当利回りも2.8%とそここの水準にあり、押し目買い人気が高まってもおかしくない実態だ。同社は断熱技術を基盤に、発電所や化学プラント、LNG(液化天然ガス)関連施設等の設備に欠かせない熱絶縁工事が主力で、原発事故を契機にエネルギー事情が大きく変化する中、同社の活躍余地は広がっている。

  このほど策定した中期経営計画では、2015年3月期に営業利益33億円(今2013年3月期推定19億円)への利益上伸を見込んでいる。既に3段下げを完了しており、出直り相場を鮮明にする可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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