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【外国為替市場展望:ドル・円相場】重要イベント控えて様子見ムードの可能性
【外国為替市場フューチャー:6月11日~15日のドル・円相場見通し】
■1ドル=78円台~80円台を想定
来週(6月11日~15日)のドル・円相場については概ね1ドル=78円台~80円台のレンジを想定する。
大勢としては、米国の量的緩和策第3弾(QE3)期待や、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感などで、ドル売り・円買い優勢の流れだろう。ただし1ドル=77円台では、日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が強く意識される。また週末にはギリシャ再選挙、そして次週にはG20首脳会議や米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えているだけに、様子見ムードを強める可能性が高いだろう。
前週(6月4日~8日)のドル・円相場は、概ね1ドル=78円00銭近辺~79円70銭近辺のレンジで推移した。円売り市場介入への警戒感などで円高一服の展開となった。週末8日の海外市場で終盤は1ドル=79円50銭近辺だった。
週前半は概ね1ドル=78円台で推移した。ユーロ売りの流れでドル売り・円買いが優勢になる場面もあったが概ね小動きだった。しかし日本時間5日夜に開催されたG7緊急電話会議後の安住財務相の発言を受けて、ドル買い・円売り市場介入への警戒感が強まった。週後半はリスク回避の円買い圧力がやや和らぎ、円高進行が一服する展開となった。
ドル・円相場に関しては、大勢としては米追加緩和期待のドル売り・円買い優勢の流れが継続している。ただし日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が意識される水準であり、ギリシャ問題やスペイン問題に対する警戒感でのユーロ売り・ドル買いも交えて、思惑が交錯する状況にも変化はないだろう。
14日~15日の日銀金融政策決定会合では追加緩和見送りとの見方が優勢であり、当面はギリシャ再選挙を控えて様子見ムードを強めそうだ。その後は18日~19日のG20首脳会議、19日~20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えており、ユーロ問題や主要国・地域の金融政策が焦点となりそうだ。
来週の注目スケジュールとしては、9日の中国5月CPI・5月PPI・5月鉱工業生産・5月小売売上高・5月固定資産投資、10日の中国5月貿易統計、11日のIMFのスペイン金融システムに関する報告書公表、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の講演、ウィリアムズ米サンフランシスコ地区連銀総裁の講演、12日のインドネシア中銀理事会、英4月貿易収支、米5月財政収支、13日のタイ中銀金融政策委員会、仏4月経常収支、ユーロ圏4月鉱工業生産、米5月小売売上高、14日のニュージーランド中銀政策金利発表、フィリピン金融政策会合、スイス中銀金融政策発表、ユーロ圏5月消費者物価指数改定値、米5月消費者物価指数、米1~3月期経常収支、米新規失業保険申請件数、OPEC総会、14日~15日の日銀金融政策決定会合、15日のユーロ圏4月貿易収支、米5月鉱工業生産、米5月設備稼働率、米6月ニューヨーク州製造業景況指数、米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、17日のギリシャ再選挙、18日の中国新築住宅価格、18日~19日のG20首脳会議、19日の独ZEW景気期待指数、米5月住宅着工件数、19日~20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、20日の日本5月貿易統計、20日~21日のECB理事会、21日のユーロ圏6月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、ユーロ圏財務相会合、米5月中古住宅販売、米5月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米6月フィラデルフィア地区連銀業況指数、22日の独6月IFO業況指数、フランス・ドイツ・スペイン・イタリア首脳会議、EU財務相理事会、28日~29日のEU首脳会議などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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