【銘柄診断】アウンコンサルティングは業績減額が響く、底値脱出には材料難

2012年6月7日 21:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アウンコンサルティング <2459> (東マ)は底値圏での展開を続けている。5月11日に前2012年5月期の業績について営業利益を2100万円の黒字から1億3500万円の損失(前々期1億8000万円の損失)に減額修正した。それを受け5月15日に1万1800円の安値に売り込まれた。

  現在、同社は事業構造の転換と事業領域の拡大を推進している。検索エンジンのより上位に自社サイトが掲載されるようコンテンツを最適化する検索エンジンマーケティング(SEM)領域でグローバル分野での展開を積極化している。

  コンテンツを最適化するためのSEO(検索エンジン最適化)サービスの積極的な販売活動を行い、販売数は堅調に伸びている。その成果が出るまでに時間を要していることが業績低迷の要因と説明されている。

  ただ、前5月期で3期連続の営業損失となる。今の所、今2013年5月期の急激な立ち直りは難しいと推測せざるを得ない。底値圏脱出には材料不足と言えるだろうし、株価を後押しする投資指標も見当たらない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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