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【銘柄診断】トリドールは続伸後に反落、割安株買いと利益確定売りが綱引き
セルフサービス式うどん店のトリドール <3397> は7日、寄り付きに13円高の1185円と続伸したが、高値後は、36円安の1136円まで売られ反落している。同社株は、5月9日に開示した今3月期業績で純利益を36億5000万円(前期比19%増)と予想、連続して過去最高を更新するが、それでも業績水準が、市場コンセンサスを下回るとして820円安値まで200円幅の調整となった。
さすがにこの安値水準は下げ過ぎと見直し買いが続いたが、きょう7日のマーケットでは、前日のNYダウの今年最大の上昇で景気敏感株買い・内需株売りと物色動向が変化しており、同社も前日に年初来高値1192円まで買い進まれただけに、利益確定売りが優勢となっている。
同社の業績は、前期業績が、期中の上方修正値を上ぶれ純利益が30億5000万円(前々期比51%増)と前々期の過去最高を大きく更新した。セルフうどん店「丸亀製麺」をロードサイド店、ショッピングセンター内などに113店舗新規出店、食材価格の値上がりも想定を下回ったことなどが要因となった。
今期は、新規出店を国内130店舗、海外18店舗とさらに積極化、業績も連続の2ケタ増収増益を見込んだが、純利益36億5000万円は、市場コンセンサスを約2億円下回った。
株価は、年初来安値701円から1097円まで買い進まれたあと、820円まで調整したあと年初来高値まで大きくリバウンドしたが、PERはまだ12倍台と割安である。目先売り一巡後の再騰展開が見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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