【経営者の言葉】サンコーテクノの洞下英人社長

2012年6月6日 14:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■昨年の厳しい出来事を乗り越え、中期計画で飛躍期す

  設備機器等をコンクリートなどに固定するあと施工アンカー大手のサンコーテクノ <3435> (JQS)。洞下英人社長は、「昨年は、いろいろなことが相次いで起きた年でした。東日本大震災に続くタイの洪水や、とくに当社にとっては創業者である洞下実会長が亡くなりました。タイ工場は洪水で最高水位が89センチまで達したものの、現地スタッフの迅速な対応により、操業停止は1ヶ月で済み被害を最小限に抑えることができ、あと施工アンカーの生産も早期に再開できました。

  前期(2012年3月期)は、主力製品である金属系アンカーが好調に推移したことや原価低減による利益確保により売上高1.7%増収、営業利益23.2%増益と増収増益を挙げることができました」と胸を撫で下ろす。配当は5円増配の年35円とする。

  今期(2013年3月期)は、環境分野では太陽光発電関連製品の『ディ・アーススクリュー』や『あと基礎アンカー』、安全・安心分野では耐震補強工事関連。さらには、復興関連需要も加わり、7.9%増収、営業利益13.2%増益の見通し。

  一方、海外でもタイ、ベトナムなどアジアでの展開をいっそう強化する。「中期経営計画では2014年3月期に売上200億円、営業利益率5%(2012年3月期4.2%)を目標としています」と、昨年の厳しい出来事を乗り越えて着実で力強い成長を期している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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