ニトリホールディングスは円高メリット人気と利益確定売りが交錯しもみ合い

2012年6月1日 11:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ニトリホールディングス <9843> は1日、80円安の7000円と4日ぶりに反落して寄り付いたあと、変わらずまで戻すなど前日終値水準でもみ合いを続けている。前日31日の海外市場で対ドル・ユーロの円高が進行、1ドル=78円台前半の円高水準となったが、きょう朝方の東京市場では、安住淳財務大臣の為替相場発言を受けてやや円安に振れたことから、円高メリット関連人気と利益確定売りが交錯している。

  同社は、海外からの開発輸入品を積極的に拡大するとともに、海外生産工場の生産管理の指導・教育を継続的に実施、円高が、業績の大きな押し上げ要因となっている。

  今2月期業績は、これに加えて積極的な新規出店策も継続、店舗純増数を30店舗(前期実績24店舗)とすることから、連続増益を予想、純利益は375億円(前期比11%増)と前期の過去最高を連続更新する。

  株価は、この連続最高純利益更新予想が市場コンセンサスをほぼクリアするとして年初来高値7660円まで買い進まれたが、全般急落相場にツレ安して6700円まで調整、ようやく7000円台を回復したところである。PERは10倍台と割安であり、目先売り一巡後の逆行高展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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