【銘柄診断】センコーは連続最高純益を見直し割安株買いが膨らみ続伸

2012年5月30日 13:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  センコー <9069> は30日、3円高の347円と続伸し、5月23日につけた年初来高値361円を視界に捉えている。今3月期純利益の連続の過去最高更新予想を見直しディフェンシブ関連の割安株買いが続いており、ミニストップ <9946> とカザフスタン共和国でコンビニエンス事業展開の合弁会社を設立したことなども、買い材料視されている。

  同社の業績は、前期純利益が、34億7800万円(前々期比53%増)と増益転換して4期ぶりに過去最高を更新したが、今期純利益も50億円(前期比43%増)と大幅続伸を見込んでいる。

  昨年9月末に買収した流通商社スマイル(東京都板橋区)の寄与が、前期の半期分から1年間の通期フル寄与となり、同社自体の住宅メーカー向けの東日本大震災関連の復興需要の物流増や大型物流センター稼働による新規顧客開拓なども継続することが要因となる。

  カザフスタンの合弁会社設立も、ミニストップのコンビニ事業と同社の物流や商品調達のノウハウを融合させて新たなビジネス展開を図るもので、同社が経営ビジョンとしている「流通情報企業」としての存在感を高める。

  株価は、連続最高純益業績発表で年初来高値まで上ぶれたものの、300円台固めとPER8倍台、PBR0.7倍と万年割り負け水準に放置されている。なおリバウンド幅を拡大しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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