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パイプドビッツの子会社:日本初のBIM建築情報プラットフォーム提供開始
パイプドビッツ <3831> (東マ)の子会社であるペーパレススタジオジャパンは、日本初のBIM建築情報プラットフォーム「ArchiSymphony(アーキシンフォニー)」を、本日(5月30日)より提供開始する。
「ArchiSymphony」は、建築資材カタログの膨大な情報(パーツデータ)をクラウド上に蓄積し、建築関連企業各社が使用するBIM設計支援ソフトとシームレスに連動させることができる日本初のサービス。
BIM(Building Information Modeling)とは、建物を構成するあらゆる要素の属性情報(3次元の建物形状データ、部材の仕上げや設備の仕様、コスト等)をデータベース化する次世代の建築生産プロセスの総称。BIMは今や建築生産プロセスのグローバルスタンダードになろうとしており、日本でも今後急速に普及が進むとみられている。
■BIM設計支援ソフト向けのプラグイン開発が完了
パイプドビッツとペーパレススタジオジャパンを含む4社は、2011年11月に「ArchiSymphony Project」を立ち上げ、日本初のBIM建築情報プラットフォームの実現に向けて開発を進めてきたが、このたびBIM設計支援ソフト向けのプラグイン開発が完了したこと及びBIMパーツデータの準備が整ったことから、サービスを開始することになった。
「ArchiSymphony」の主な機能と特長
(1)BIMデータをクラウド上で一元管理
「ArchiSymphony」は、パイプドビッツが提供するクラウド型ソリューションプラットフォーム「スパイラル(R)」をベースに構築されており、メーカーから提供されたBIM対応のパーツデータを、クラウド上で一元管理する。
(2)最も普及しているBIM設計支援ソフト「Revit(R)」向けプラグインの提供
「ArchiSymphony」で一元管理されたBIM対応のパーツデータは、現在世界で最も普及しているBIM設計支援ソフト「Revit(R)」用に開発したプラグインを通して、設計者や施工者に提供する。
(3)優れたユーザビリティによる設計業務の効率化
プラグインを通して提供されるBIMパーツデータは、設計図面上にドラッグ & ドロップするだけで平面図や断面図などの各種設計書類にリアルタイムで反映されるため、設計者は建築部材、什器備品などのパーツデータを設計図面上に配置しながら効率的に設計業務をすすめることができる。
(4)AR(拡張現実)機能の活用
AR機能を搭載したiPhone/iPadアプリ(6月提供開始予定)を通じてクラウド上で管理されているBIMパーツデータを参照することで、各什器備品のCGを実際に目に見える大きさで画面に表示できるため、建築の専門家ではない発注者にもスケール感を説明しやすくなり、意思決定の早期化が期待できる。
■建築生産プロセスに関わる事業者にコスト削減効果を波及させ、業界の活性化に寄与
「ArchiSymphony」は、設計の初期段階から、部材の受発注/調達、設計管理/施工管理から部材レベルでの責任管理、ファシリティマネジメント、アセットマネジメント等まで、建築生産プロセス全体をカバーするクラウドサービスを目指している。今後は、建材メーカーとの連携を図りながらパーツデータの蓄積をさらに進めることで、建設のそれぞれのフェーズに最適化された部材単位のBIMデータをクラウド上で一元管理する体制を更に強化し、建築生産プロセスに関わるすべての事業者にコスト削減効果を波及させ、業界の活性化に寄与する。
さらに、ペーパレススタジオジャパンでは今後、ハイエンドBIMソリューションデモルームを東京事務所に設置し、随時セミナーを開催してBIMの普及促進もすすめていく予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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