【話題株】プライムワークスは商号変更を前に下げ過ぎ訂正で安値から急反発

2012年5月30日 11:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  プライムワークス <3627> は30日、1400円高の5万600円と急反発し、前日29日ザラ場につけた東証1部上場後安値4万8050円から底上げしている。同社株は、6月1日付けで新商号「ネオス」に変更することを予定しており、この変更を前に今2月期純利益の2期ぶりの過去最高更新を見直し下げ過ぎ訂正期待の買い物が再燃している。

  新商号への変更は、子会社のカタリスト・モバイルを6月1日に吸収合併することに伴い実施されるもので、「ネオス」がギリシャ語で「新しい」を意味するように、同社がフィーチャーフォン向けの電子書籍事業からスマートフォン向けに急速にシフトしていることを反映している。

 株価は、今年1月31日の東証1部指定替えで指定替え後高値8万1000円まで買い進まれたが、今2月期業績の売り上げ、経常利益が続伸、純利益も、前期の繰延税金資産見直しが一巡し2億3500万円(前期比13%増)と増益転換、2期ぶりの過去最高更新を予想したものの、急速なスマートフォンへのシフトに伴いフィーチャーフォン向けのコンテンツサービスが縮小し国内端末メーカーのシェアが低下していることなどから、市場コンセンサスを1億円強下回るとことが響き、同安値まで4割安の調整をした。もともと割高に買われる習性がある同社株が、PER16倍台と下げ過ぎ水準にいるだけに、一段の底上げを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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