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三菱東京UFJ銀と三井住友銀とみずほ銀、円・人民元の直接取引開始を発表
三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、およびみずほコーポレート銀行とみずほ銀行は29日、6月1日より東京市場での円-人民元の直接取引を開始すると発表した。
三菱東京UFJ銀は、「今回の日本政府による発表については、日中間の金融面での協力関係強化の流れの一環と認識しており、更なる規制緩和や市場拡大等にも繋がるものとして期待している。弊行も積極的に参加していく所存」とコメントしている。また、三菱東京UFJ銀の全額出資子会社である三菱東京UFJ銀行(中国)有限公司も、6月1日より中国国内市場において新たに導入される人民元-円のマーケットメーカー制度への参加準備を進めているという。
三井住友銀も、「東京外国為替市場における銀行間取引において、円-人民元の直接交換レートを積極的に提示し、東京市場におけるマーケットメイクに取組んでいく」としている。また、上海市場でも円-人民元のマーケットメイカーとして参加するべく、中国現地法人である三井住友銀行(中国)有限公司が準備中だという。
三井住友銀ではこれまでも円-人民元直接交換取引を行ってきた。また、人民元建の、「預金」・「貸金」・「決済(貿易・為替含む)」等のサービスを現在提供しているが、中国本土はもとより、日本・香港をはじめ各地における顧客の人民元建取引ニーズの高まりに応えるべく、今後さらに商品ラインアップの拡充やサービスの質の向上に努めていくという。
みずほコーポレート銀とみずほ銀も、「円-人民元直接交換市場」への参入を決定。日本国内については、本日の財務省発表に基づき、6月1日から取引を開始し、中国においても、みずほコーポレート銀行(中国)有限公司が参入の準備を行っているという。
両行では、2010年に日本での人民元決済の取扱を開始して以来、人民元建て預金、人民元建て為替予約取引や人民元建てローンなど、顧客のニーズに合わせた商品を開発してきた。両行は、今回「円-人民元直接交換市場」に積極的に参入することによって、市場の活性化に貢献し、顧客にメリットを享受してもらうことを目指すという。
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