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【話題株】ニッケは安値水準でもみ合い、メガソーラー発電事業参入も反応は限定的
ニッケ <3201> は28日、3円安の556円と3営業日ぶりに反落したあと、1円高の560円と値を戻し、1月24日につけた年初来安値536円に並ぶ安値水準でもみ合っている。前週末25日大引け後にメガソーラーによる発電事業への参入を発表、保有不動産のいっそうの有効活用につながりシナジー効果が高まると期待されたが、きょう28日付けの日経経済新聞で報道された異業種から再生エネルギー事業に参入する関連各社の株価が、総じて軟調に推移していることも影響し、反応は限定的にとどまっている。
同社のメガソーラーの設置場所は、現在のニッケゴルフ倶楽部土山コース内(兵庫県加古郡稲美町)で、約1万5000平方メートルの計画敷地面積に約4万枚のパネルを設置、パネル総出力は約9800キロワット、発電量は年間9537メガワットアワーを計画している。当初投資額は、太陽発電設備工事など約30億円を予定、今年9月末にゴルフクラブの土山コースを閉鎖して着工、来年2月末に竣工、3月下旬に事業を開始する。今年7月1日施行予定の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用して環境事業への展開を図る第1弾となる。
株価は、年初来高値649円から今11月期第1四半期の伸び悩み業績を嫌って年初来安値を再確認する548円まで調整し下値もみ合いを続けてきた。PERは14倍台、PBRは0.6倍の下げ過ぎを示唆しており、下値からの逆行高展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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