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スターフライヤーは反落も株式分割権利取りで直近IPO株人気が再燃余地
スターフライヤー <9206> (東2)は23日、50円高と高寄りしたあと40円安の3350円まで売られ3日ぶりに反落している。
5月28日に迫った株式分割の権利付き最終日を前に株式分割権利取りの買い物が続いたが、利益確定売りも交錯している。ただ、権利取りをキッカケに直近IPO(新規株式公開)株人気が再燃する可能性もあり、下げ過ぎ訂正も期待される。
株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げて株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図ることを目的にしており、5月31日割り当てで1株を2株に分割する。
株価は、昨年12月に公開価格3180円でIPOされ、5500円で初値をつけ上場来高値6030円まで買い進まれ高人気となったが、前3月期第3四半期の通期予想業績に対する低利益進捗率業績を嫌い上場来安値3145円まで大きく調整、さらに今期純利益を8億4300万円(前期比12%減)と予想したことを織り込む下値固めが続いた。
業績低迷は、昨年7月の福岡-羽田線就航や今年7月12日の同社初の国際線となる北九州-釜山線への就航に向けた航空機材費や人件費の増加、原油価格上昇に伴う燃料費負担増などが要因となっているが、決算発表と同時に開示した中期経営戦略では3年後の2015年3月期の純利益は20億円を目標にしており、就航路線拡大が業績成長のバネになる。
PERは5倍台と割安であり、下値での権利取り妙味を示唆している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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