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ケンコーマヨネーズ:12年3月期連結売上高は計画通り増収となる
■17日、12年3月期決算説明会を開催
ケンコーマヨネーズ <2915> は17日、12年3月期決算説明会を開催した。
12年3月期連結業績は、売上高518億78百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益21億44百万円(同22.7%減)、経常利益20億73百万円(同22.7%減)、純利益10億29百万円(同22.0%減)と増収ながら減益となった。
売上高に関しては、東京本社の「Cooking Labo TOKYO」へ顧客を積極的に招聘し、顧客との共同試作を通じての情報交換等を進めたことや数量アップ対策を積極的に進めたり、外食業界向けをはじめ、期間キャンペーンや新メニューへの採用が続いたりしたことで、計画通りに増収となった。
事業別の概要は、調味料・加工食品事業は、販売重量は前年を上回ることが出来た(前年同期比3.3%増)、販売単価についても前年を上回る(同1.2%増)となったため、売上も前年を上回る(同4.1%増)という結果となった。商材別前年同期比売上高の内訳は、調理加工食品1.2%増、マヨネーズ・ドレッシング類6.8%増、タマゴ加工品6.7%増となっている。その結果、売上高は436億18百万円(同4.0%増)となった。
惣菜関連事業は、セグメント全体において7.1%の減収となったが、これは主に九州地区の工場統合による売上減による。一方、関東地区では震災後の供給体制が評価され、シェアアップ・売上増が達成できた。その結果、売上高は72億98百万円(同7.2%減)となる。
その他は、主にサラダカフェ・ショップ及び海外事業を展開している。外部顧客に対する売上の概況は、サラダカフェは11年3月大阪、同年4月大阪、12年3月東京に新規出店して、存在感が増している。海外事業は中国・杭州工場が竣工し、12年3月から生産を開始している。その結果、売上高は9億60百万円(同11.5%増)と伸びている。
利益については、原料価格高騰への対策として、食用植物油の配合比率を抑えた商品の開発と販売に注力したことや、生産工程の改善等による生産効率向上により吸収を進めた結果、減益ではあったが、利益計画を上回った。
■同社代表取締役社長炭井孝志氏 中期経営計画IVについて語る
中期経営計画「Kenko Victory Road」(09年4月から12年3月)の終了に伴い、新しい中期経営計画IV(フォース)2012-2014が発表された。サブタイトルは「市場演出型成長戦略の展開」となっている。
同社代表取締役社長炭井孝志氏は、中期経営計画IVについて以下のように語った。
「今まではケンコーマヨネーズ本体、子会社、サラダカフェの三位一体で事業展開してまいりましたが、新しい中期経営計画では、市場演出型企業として存在感を出していくという形になっています。従来縁の下の力持ちということで業務用のお客様に情報・商品の提供をいたしまして、間接的に華やかで、豊かな食生活の演出のお手伝いをしてまいりました。たとえばごぼうサラダ、パンプキンサラダを開発し、日本のサラダ市場の創造のお手伝いをしてまいりました。今後は業務用メーカとして築き上げてきた実績とノウハウを活用しまして、様々な食スタイル、食シーンを演出しまして、サラダ料理の確立とサラダ市場を演出してまいりたいと思っています。その施策としましては、サラダカフェのショップ運営とWebの活用によりまして、情報発信をしてまいりたいと思っています。結果としてサラダカフェブランドを作ってまいりたいと思っています。いうなれば、一方では業務用としてのケンコーマヨネーズブランド、片や消費者の皆様と結びつくサラダカフェブランドというふうに進めてまいりたいと思っています。」と語った。
■サラダカフェ・ショップ、サラダの対面販売店を30店舗出店
中期経営計画IV2012-2014の重要施策は、(1)サラダカフェブランドの推進・浸透、(2)サラダ料理・世界のソースの情報発信により市場を演出、(3)事業領域の拡大、(4)グローバル企業への展開、(5)人材の育成の5つを挙げている。
サラダカフェブランドの推進・浸透に関しては、「まずは表現する場として、サラダカフェ・ショップ(サラダの対面販売店)をこの期間内で早く30店舗まで持っていきたいというふうに考えています。グローバル企業への展開に関しては、スタートは2005年に中国の東莞市でロングライフサラダの製造販売をスタートしまた今年の4月より杭州市で、マヨネーズ、ドレッシング、ソースの製造販売をスタートしています。進出以来7年間をかけましてマヨネーズ、ドレッシング、ソース、サラダの製造販売をすることが出来ました。これはグローバル企業への第一歩として大切に育てて生きたいと思っています。これから第2段階には入ってまいりたいと思っています。海外で製造して販売するという動きと並行しまして、昨年よりマヨネーズ、ドレッシングの日本からの輸出を本格的に手掛けています。3月11日の大震災がきっかけとなったのかどうか定かではございませんが、4月、5月となるにつれて輸出量が増えています。北米、オーストラリア、東南アジア、ヨーロッパ、一部ロシア等から引き合いがありまして、直接輸出しています」と輸出が好調であることを紹介した。
また「これまでサラダ料理として培ってきましたノウハウを何とか海外で事業に出来ないかということも考えています。日本国内ではサービスであった部分を商品化したいということも次のグローバル化の中で進めてまいりたいと考えています。」と語った。
■国内における事業の拡大と確立を図る
「次に国内における事業の拡大と確立を図ってまいりたいと思っています。前々からたまご事業の割卵から最終製品までという話を何度かしたかと思うんですけれども、この中期経営計画の中でやっていこうと思います。下絵は完成しています。割卵から商品化までの横の展開、それから工程、工程で起きます商品の開発ということですから、横と縦から考えられますので、商品の拡大にも繋がります。もうひとつの私達の大きな事業であるポテトについて、今までのポテトは、ポテトサラダの山梨工場、西日本工場(舞鶴市)ということで、設備も商品群も管理してまいったんですけれども、素材商品としての開発というのは、まだまだ進んでいませんので、私どもはサラダに使うジャガイモでは日本一やっていると思っていますが、今度はジャガイモにこだわって、ジャガイモ素材商品としての拡大を進めてまいりたいと考えています。マヨネーズ、ドレッシングにつきましては、従来からお話していますソース類の拡大をして、食卓の彩りになる今までと違った食卓を華やかに出来るソース類にもつなげてまいりたいと思っています。また、これらの事業を進める一方で、人材を育てていきます。東証1部に上場したことで、知名度もアップし、応募してくるが学生の層ががらっと変わってきています。そういう面では人材の確保ができますので、後は如何に我々の成長に合わせた育成が出来るかに掛かっていると思います。事業を実現するための人材教育を行ってまいりたいと思っています。結果として、従来のサラダをサラダ料理まで高めたい、その過程の中で、事業の拡大も出来るのではと考えています」と中期経営計画について語った。
今期13年3月期連結業績予想は、売上高527億円(前期比1.6%増)、営業利益23億円(同7.3%増)、経常利益21億50百万円(同3.7%増)、純利益10億70百万円(同3.9%増)と増収増益を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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