アールテック・ウエノは主力レスキュラ点眼液堅調、今期業績未定

2012年5月15日 13:52

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アールテック・ウエノ <4573> (JQS)は、14日(月)15時30分に2012年3月期決算を発表。売上は3.6%減の40億5300万円、営業利益6.5%増の10億6300万円と10億円台に乗せた。純益は前事業年度に三菱製薬とのライセンス契約の解消に伴う受取和解金を特別利益に計上していたため特別利益がなくなり45.5%減の6億8000万円だった。1株利益6910円、配当は年3000円の予定。

  「レスキュラ点眼液」は前期比11.0%減収。国内において販売先である参天製薬との共同プロモーションに注力。具体的には緑内障の早期発見を目指して眼科医を対象に眼底読影勉強会の積極的な開催及びレスキュラ点眼液の認知度向上・販売促進活動。学会セミナーの開催や講演会記録集等の作成により製品特性等の情報提供を活発に行い、レスキュラ点眼液の認知度向上・販売促進活動を行う。

  なお、2011年3月に日本、中国、韓国、台湾及び北米地域を除く全世界でSucampoAG社(SAG社)と開発、製造及び商業化権のライセンス契約を締結しており2012年3月期にライセンス収入2億4700万円を計上した。

  「アミティーザ・カプセル」は4.4%増収だった。米国SPA社と北米地域における独占的製造供給契約に基づき、慢性特発性便秘症及び便秘型過敏性腸症候群治療薬の受託製造を行っている。円高はあったものの、便秘型過敏性腸症候群治療薬の出荷数量が伸長した。

  次期(2013年3月期)については「レスキュラ点眼液」の国内市場は薬価改定の影響はあるものの、同製品の特性を活かしたマーケティング活動を実施し、新たな販売プロモーションを実施して処方箋の維持に努める。北米市場においては、SAG社が添付文書の記載内容を変更して再上市ができるようにFDAと協議を進めている。また、SucampoPharmaceuticals.Inc(SPI社)は2012年度中に加齢黄斑編成の第2相前臨床試験を開始することから、今後はSAG社が一定の開発ステージや販売までのステップに応じて同社はSAG社からマイルストーンの支払を受ける予定。

  ただ、アミティーザ・カプセルについてはSPI社及びSAG社が販売提携先の武田薬品工業に対し契約の終了と損害賠償を求める仲裁申立を行っている。申立の結果によってアミティーザ・カプセルの米国での販売予想が変動する可能性がある。このため、2013年3月期の業績見通しは「未定」。配当についても未定。

  14日(月)の株価は8万5100円。前期の年3000円配当に対する利回りは3.52%、PERは12.3倍。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】「総合商社」銘柄の動向(1)~基盤強化で収益拡大基調(2012/01/03)
【工作機械関連銘柄特集(2)】12年の工作機械受注は日本と米国が堅調(2012/03/03)
【狙い場・買い場】好業績のラクーン高値圏頑強、4月決算に期待(2012/05/14)
【銘柄診断】ミライト・ホールディングスはモバイルの設備投資活発化の恩恵享受(2012/05/14)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事