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【決算】資生堂は欧米・アジア伸長、国内も健闘で今期2ケタ増益
■「3ヵ年目標」で営業利益率10%
資生堂 <4911> の2012年3月期は、国内は震災の影響など厳しかったものの前年並みを確保し健闘、海外は欧米及び中国を含むアジアの伸長が寄与した。この結果、売上高は1.7%増の6823億8500億円と2期連続の増収、営業利益は国内外で成長に向けた積極的なマーケティング投資の実施により12.0%減の391億3500万円、純益は昨年のような特別損失がなかったことで13.5%増の145億1500万円だった。営業利益率は5.7%。投資指標の1株利益は36.4円、配当は年50円の予定。
「国内化粧品事業」は、1.3%減の3537億8900万円。市場環境の厳しい中、これまでの新製品に集中して取組む活動ではなく、「商品の価値と顧客への提案活動の磨き直し」に徹底的に取組んだ。とくに、新製品の販売数を半分に絞り込み、高い顧客支持の見込める商品に厳選して発売した。たとえば、節電の夏を涼しく乗り切る「涼活のススメ」、秋の「癒しのススメ」、冬の「冬温活のススメ」、春の「爽活のススメ」など季節ごとの生活実感に合わせた提案を実施した。
なかでも同社最高級ブランド「クレ・ド・ポー・ボーテ」が好調。ロングセラー化を進めた「マキアーシュ」、マスカラやアイライナーのヒットが続いたセルフメーキャップブランド「インテグレード」、中味をリニューアルしコミニュニケーションを刷新したヘアケアブランド「TSUBAKI」なども好調だった。ヘルスケア事業においては、主力ブランドの皮膚賦活食品「ザ・コラゲン」が堅調。
一方、「グローバル事業」は現地通貨ベースで12.2%増、円換算後で5.6%増の3196億7800万円だった。化粧品事業のプレステージ市場において、グローバルブランド「SHISEIDO」がエイジジングケアライン「SHISEIDOベネフィアンス」や、プレミアウスキンケアライン「SHISEIDOフューチャーソリューションLX」などを中心に世界各国で伸長。とくに、北米ではメーキャップアーティストブランド「NARS」が大きく成長。米国におけるインターネット販売も順調なスタート。一昨年買収したベアエッセンシャル社のミネラルメーキャップブランド「ベアミネラル」の北米既存店舗での販売強化、固形タイプの新メーキャップ「レディ」を発売した。
一方、最重点市場である中国ではデパートテャネルでは美白スキンケアラインをリニューアルした中国専用ブランド「オプレ」が好調だった。専門店チャネルでは専門店専用ブランド「ウララ」や「ピュアマイルド」が好調。中国においても、インターネット販売が順調なスタートを切った。
国内と海外の売上比率は、国内が55.7(2011年3月期57.1%)、海外が44.3%(同42.9%)。
次期(2013年3月期)は、国内売上回復、4月に開始したWebを活用した新ビジネスモデルによる寄与、米における継続的な売上成長、中国や新興国の売上伸長などで売上は5.5%増の7200億円の見通し。売上の国内・海外比率は、国内50.7%、海外約48%。
営業利益は11.2%増の435億円、純益は51.6%増の220億円、1株利益55.2円の見通し。配当は年50円継続の予定。
なお、期間2011年度~2013年度の「3ヵ年目標」での、売上年率5%成長、営業利益率10%を目指している。
同社株の年初来高値は1482円(3月9日)、安値1353円(2月3日)、直近値1357円(5月2日)。利回り3.69%(他に優待あり)、予想PER24.5倍。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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