ダイキン、インドネシアに合弁会社を設立

2012年5月1日 01:36

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 ダイキン工業は27日、インドネシアの販売代理店「PT.イモラマクムール社」との合弁会社「ダイキンエアコンディショニングインドネシア社」(本社:ジャカルタ首都特別州)を設立し、2012年6月1日から営業開始すると発表した。自前販社化により販売店の新規開拓を進め、幅広い品揃えときめ細かいサービス力を活かして強固な販売網を確立する。これにより、急拡大するインドネシアの空調市場で2016年度には250億円の売上高を目指す。

 インドネシアは、2010年度のGDP成長率が6.1%と堅調な成長を続けており、人口も約2億3千万人でアセアン諸国最大。今後、年収5,000ドル以上の中間所得層が急速に増加するとみられており、一般家庭における空調の普及率も現在10~15%程度(ダイキン推定)だが、今後順調に上昇していくとダイキンは予想しているという。それにともない2010年度に約570億円の空調市場は2016年度には2倍以上に拡大するとダイキンは見込んでいる。

 ダイキンは1976年よりイモラ社を通じて空調機器を販売してきたが、市場の成長スピードに合った事業拡大のためには営業力・顧客支援力・アフターサービス力の強化が課題となっていた。今回、イモラ社と組んで合弁会社を設立することで、イモラ社のローカルネットワークや現地ビジネスのノウハウを取り込む。

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