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【株式市場を検証】重要イベントを控えて様子見ムード、引き続き個別物色の展開へ
【日経平均株価、TOPIXともに4営業日続落】
■様子見ムード継続
24日は下落した。日経平均株価は前日比74円13銭(0.78%)安の9468円04銭、TOPIXは前日比5.60ポイント(0.69%)安の803.94となり、いずれも4営業日続落した。重要イベントを控えて様子見ムードが続いた。
日経平均株価の日中値幅は87円40銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で9899億円となり、前日の9286億円に比べて増加したが、3営業日連続で1兆円を下回った。
前日24日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比102ドル09セント(0.78%)安の1万2927ドル17セントと反落した。仏大統領選の結果やオランダ連立政権の崩壊見通しで政局に対する不透明感が強まり、ユーロ圏4月PMI(購買担当者景気指数)の悪化などで景気に対する警戒感が強まった。前日比183ドル68セント安まで下落する場面もあった。ただし終盤にかけてやや持ち直して下げ渋る展開となった。S&P500株価指数は前日比0.84%安と反落、ナスダック総合株価指数は前日比1.00%安と4営業日続落した。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比76円09銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き390万株の買い越し観測だったが、前日の欧米株安や為替の円高を嫌気した。
寄り付き後の日経平均株価は9400円台後半でモミ合う展開だったが、売り一巡後は徐々に下落幅を縮小し、9500円台に乗せて下げ渋る展開となった。中国・上海株式市場が堅調にスタートしたことが支援材料だった。
午後に入ると日経平均株価は午前の安値を下回ってスタートし、この日の安値となる前日比118円87銭安まで下落幅を広げる場面があった。豪第1四半期CPI(消費者物価指数)が市場予想以上に低下したことで金融緩和観測が強まり、為替が円高方向に傾いたことや中国・上海株式市場が下落に転じたことを嫌気した。その後はやや下げ渋る展開となった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄456(全体の27%)、値下がり銘柄1081(全体の65%)だった。セクター別には全般的に軟調な中で、鉄鋼、卸売、銀行、証券、保険、その他金融、海運、サービス業などの下落が目立った。一方で空運が大幅上昇した。また鉱業、食品、ガラス・土石製品、電気・ガスも上昇した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のグリー <3632> 、2位の日立製作所 <6501> 、3位のディー・エヌ・エー <2432> の下落が目立った。また4位の三菱UFJFG <8306> 、5位のトヨタ自動車 <7203> 、6位の三井住友FG <8316> 、7位のファナック <6954> 、8位のホンダ <7267> 、10位の日産自動車 <7201> 、11位のファーストリテイリング <9983> 、12位のコマツ <6301> 、13位のソニー <6758> 、14位の野村ホールディングス <8604> 、15位のキヤノン <7751> 、18位の三菱商事 <8058> 、19位の明和産業 <8103> 、20位のみずほFG <8411> が下落した。
一方で、9位のイトーキ <7972> 、24位のアドバンテスト <6857> の大幅上昇が目立った。また16位の東芝 <6502> 、17位の日本たばこ産業(JT) <2914> 、22位の富士フイルムホールディングス <4901> が上昇した。
24日~25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、27日の日銀金融政策決定会合、3月期の企業決算発表の本格化という重要イベントを控えて様子見ムードが強い状況が続いている。さらにゴールデン・ウイーク(GW)も接近して、動きづらい状況に変化はないだろう。
外国為替市場、欧州株式市場、米国株式市場、そして中国・上海株式市場の動向に神経質な動きも加わっているだけに、積極的に買う動きは見られない。引き続き個別物色の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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