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【株式市場を検証】前日の大幅上昇の反動、重要イベント控えて様子見ムード
【日経平均株価、TOPIXともに反落】
■東証1部市場の売買代金は2営業日連続で1兆円を上回る
19日は下落した。日経平均株価は前日比78円88銭(0.82%)安の9588円38銭、TOPIXは前日比5.14ポイント(0.63%)安の814.13となり、いずれも反落した。前日の大幅上昇の反動もあり、様子見ムードの強い展開だった。
日経平均株価の日中値幅は52円10銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆43億円となり、前日の1兆851億円に比べて減少したが2営業日連続で1兆円を上回った。
前日18日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比82ドル79セント(0.63%)安の1万3032ドル75セントとなり3営業日ぶり反落した。17日の取引終了後に発表された米インテルや米IBMの1~3月期決算が嫌気された。19日のスペイン国債入札を控えていたことも警戒感につながった。S&P500株価指数は前日比0.41%安と反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.37%安と反落した。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比88円58銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き580万株の買い越し観測だったが、前日の米国株式市場が下落したことが弱材料視された。
寄り付き前に発表された日本の3月貿易収支は826億円の赤字(季節調整前)だったが、赤字額が市場予想を下回ったため、外国為替市場では一時的に円高方向に傾く場面があった。
寄り付き後の日経平均株価は徐々に下落幅を縮小する展開となった。今晩のスペイン国債入札が警戒されたが、為替が朝方に比べてやや円安方向に傾いたことを好感した。中国株式市場が上昇でスタートしたことも支援材料だった。
午後に入ると日経平均株価は、この日の高値圏から一転して下落幅を広げる展開となった。さらに午後の中盤になると、午前の安値を割り込んで一段安となる場面もあった。取引終了にかけては下落幅をやや縮小したが、今晩のスペイン国債入札を控えて様子見ムードの強い展開だった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄333(全体の20%)、値下がり銘柄1232(全体の74%)だった。セクター別には、ほぼ全面安の展開の中で輸送用機器と海運が上昇した。一方で水産・農林、建設、食品、パルプ・紙、医薬品、石油・石炭製品、鉄鋼、証券、陸運、空運、倉庫・運輸などの下落が目立った。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位の日立製作所 <6501> 、10位のイトーキ <7972> 、21位の三菱電機 <6503> の大幅上昇が目立った。また2位の三菱UFJFG <8306> 、3位のトヨタ自動車 <7203> 、11位の日産自動車 <7201> 、12位のディー・エヌ・エー <2432> 、19位の日東電工 <6988> が上昇した。
一方では24位の日本板硝子(5202)の大幅下落が目立った。また4位のグリー <3632> 、5位のソニー <6758> 、6位のホンダ <7267> 、7位のファナック <6954> 、9位の三井住友FG <8316> 、13位のファーストリテイリング <9983> 、14位の三井物産 <8031> 、15位の野村ホールディングス <8604> 、16位のTDK <6762> 、17位の日本たばこ産業(JT) <2914> 、18位のソフトバンク <9984> 、20位のNTT <9432> が下落した。
前日の大幅上昇を説明する好材料が見当たらなかっただけに、今日の反動安はやむを得ないだろう。
今晩のスペイン国債入札の結果、欧米株式市場と外国為替市場の反応次第だが、入札利回りの上昇は予想されており、事前に警戒感を強めているため、市場では大きな波乱なく通過する可能性もあるだろう。
ただし、月末の重要イベントや企業決算発表の本格化を控えて動きづらい状況にも変化はないだけに、引き続き個別物色の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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