【銘柄診断】ほくほくフィナンシャルグループは環境厳しく前3月期は下振れも

2012年4月14日 16:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ほくほくフィナンシャルグループ <8377> は3月19日に168円まで買い進まれた。しかし、その後の調整局面での下げは大きく、4月12日には142円まで売り込まれた。昨年の震災後の安値である3月15日の138円に急接近しており足取りは明らかに弱い。

  前2012年3月期の第3四半期累計決算では貸出金利息及び手数料収入の減少、「MEJAR(横浜銀行、北陸銀行及び北海道銀行との3行共同利用システム)」の更改に伴う経費増などにより、純利益は81億4200万円と前年同期比44%の大幅減に見舞われた。

  前3月期通期の通期純利益見通し170億円(前々期比7%減)は据え置かれたが、第3四半期までの進捗率は48%に過ぎず、その未達懸念が株価の調整幅を大きなものにしている。今2013年期の見通しについても取りたてて材料視されるものも無く、株価も底値固めの展開を余儀なくされそうである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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