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武田薬品、約650億円で米URL Pharma社を買収 痛風領域フランチャイズを強化
武田薬品工業は11日、米URL Pharma, Inc.(本社:Philadelphia、米ペンシルベニア州)と、武田薬品の100%子会社である武田アメリカ・ホールディングスがURL Pharma社を8億ドル(約650億円)で買収することについて合意したと発表した。
今後必要な手続き等を経て60日以内に買収を完了する見込み。買収完了後、URL Pharma社は、武田薬品の米国販売子会社である武田ファーマシューティカルズUSA(本社:Deerfield、米国イリノイ州、以下TPUSA社)に統合される。なお、今回の買収契約に基づき、武田薬品はURL Pharma社の株主に対して、2015年以降の一定期間、業績に応じたロイヤルティを支払う。
URL Pharma社の2011年の売上高は約6億ドルで、そのうち痛風の予防および治療薬であるColcrys(一般名:コルヒチン、米国薬局方)の売上高が4億3,000万ドル強を占めている。
TPUSA社は現在、成人の痛風患者における高尿酸血症治療剤Uloric(一般名:フェブキソスタット)を販売している。今回の買収完了後にColcrysを製品ラインナップに加えることで、同社は米国市場において急性期および慢性期の痛風治療に対して複数の治療オプションを提供できることとなり、米国での同社の痛風領域フランチャイズを強化することになる。また、Colcrysの売上高は2012年には5億5,000万ドルを超え、その後も成長が見込まれており、2013年度以降の売上・利益・キャッシュフローに貢献すると期待されている。
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