【銘柄診断】銀座山形屋は消費節約などアゲインストの風が強い、株価も厳しい

2012年4月12日 09:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  銀座山形屋 <8215> (JQS)は3月9日に急騰場面を見せたが、その後の人気離散ピッチも速く、急騰前の水準が意識されるポジションにまで下げてきた。急騰に際しても取り立てての材料は見当たらず、3年以上も2桁水準での相場が続き、中低位株人気に乗り遅れていた点が最大のより所と思われる。

  前2012年3月期の第3四半期累計の決算は営業利益が1億3700万円の損失(前年同期1億3000万円の損失)と低迷が続いている。消費自粛ムードや退店等の影響で売上げがダウンしていることが要因で、前3月期通期でも営業利益は1億5700万円の損失(前期2億7700万円の損失)となった模様だ。

  これで4期連続の営業損失となる。ブランド力アップ、レディ用スーツへの展開などで局面打開を図る方針だが、クールビズの浸透など同社を取り巻く環境は厳しく、業績回復はそう簡単には訪れないかもしれない。株価も厳しい局面が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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