【銘柄診断】グローベルスは好材料の織り込みが一巡、当面は利食い消化局面

2012年4月10日 17:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  グローベルス <3528> が出直り機運を強めてきている。前2012年3月期の営業利益を従来の2億円から2億5000万円(前々期単独2億1000万円)へ引き上げるなど業績の増額、そして同時に従来無配としていた期末一括配当を1円実施し、4期ぶりに復配する方針を示したことが支援材料となり4月3日には49円まで買い進まれた。

  マンション分譲事業において、期末日までの引渡しが全て完了したことから改めて精査したところ前回予想を上回ることとなったことが増額の要因。マンション市況が復調の兆しを強めている以上、今2013年3月期の環境は悪くないし連続増益が有力と推定される。

  ただ、PERは58倍台と割高感は否めない。40円台という値ごろ的な手掛けやすさから個人投資家の人気が流入し市場人気は高いが、目先筋主体で人気の持続には疑問符もつく。当面は上昇の後の利食い売り消化局面が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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