ソニー、液晶合弁会社シャープディスプレイプロダクトに追加出資せず

2012年3月28日 12:07

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 シャープとソニーは28日、2009年7月に締結した大型液晶パネル及び液晶モジュールの製造・販売事業に関する合弁契約(2011年4月に修正覚書を締結)を更に修正する覚書を締結したと発表した。

 シャープとソニーは、昨年4月に締結した覚書に基づき、両社の合弁会社であるシャープディスプレイプロダクト(以下、SDP)への、ソニーからの追加出資について協議を行なってきたが、今回、追加出資を行なわないことで合意した。今後、既にソニーが保有しているSDP株式(出資比率:7.04%)の取り扱いを含め、大型液晶パネル及び液晶モジュールの合弁事業のあり方や取引関係について、2012年9月末を期限に検討を行なっていく。なお、シャープがシャープ保有のSDP株式の全部又は一部を第三者に譲渡するなどの事由が生じた場合には、ソニーはこの期限を待たずに、シャープに対してソニーの保有するSDP株式の買取を請求することができる。

 SDPは、シャープが大阪府堺市に建設した液晶パネル工場を2009年7月1日に承継し、同年12月29日に実施した第三者割当増資によりソニーから100億円(出資比率:7.04%)の出資を受け、同日付けでシャープとソニーの合弁会社となった。その後、ソニーによるSDPへの追加出資について両社で協議を継続してきた。

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