シャープ、中国でデジタルフルカラー複合機の生産を増強 新工場が稼動

2012年3月27日 12:33

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「夏普弁公設備(常熟)有限公司」内に新たに建設した第二工場(画像:シャープ)

「夏普弁公設備(常熟)有限公司」内に新たに建設した第二工場(画像:シャープ)[写真拡大]

 シャープは26日、中国・江蘇省常熟経済開発区の事務機器生産会社「夏普弁公設備(常熟)有限公司」(以下SOCC)内に新たに建設した第二工場を稼働し、デジタルフルカラー複合機の生産能力を増強すると発表した。投資額は約25億円。

 シャープは現在、複写機・複合機の生産を、世界4拠点(日本、中国、フランス、タイ)で行っている。その中でも中国のSOCCは、グローバル市場全体への供給拠点として中心的な役割を担っている。

 今後、欧米市場に加え、中国の経済成長に伴いカラー出力の需要増加が見込まれ、カラー機の売上拡大を想定している。SOCC第二工場では、デジタルフルカラー複合機およびカラートナーカートリッジの生産に特化し、今年4月より稼働する。デジタルフルカラー複合機の生産能力を増強することにより、グローバル市場におけるドキュメント事業の拡大を図っていく。

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