【話題株】エスティックは業績再上方修正に増配がオンして５連騰

　　エスティック <6161> （東マ）は２６日、１万３１００円高の１８万３０００円まで上げて５営業日続伸し、今年３月２日につけた昨年来高値１８万９８００円を射程圏に捉えている。前週末２３日大引け後に昨年１０月に続いて今３月期業績の再上方修正と増配を発表、割安株買いが増勢となっている。

　　３月期業績は、昨年１０月の上方修正値より売り上げを２億８０００万円、経常利益を９０００万円、純利益を５１００万円それぞれ引き上げ、純利益は、２億４５００万円（前期比８７％増）と増益率を拡大する。

　　海外市場向けが好調に推移し海外比率が向上、円高に伴う受注価格や受注競争力の低下を懸念していたが、中国、韓国の自動車業界向けにナットラン、ハンドナットランの受注が好調に推移、タイの洪水の影響も軽微にとどまり、為替相場も円安傾向に変わったことが要因となった。

　　配当は、前期実績・期初予想の４０００円を４５００円に増配する。株価は、今年１月開示の第３四半期決算が、昨年１０月の上方修正値をほぼクリアする高利益進捗率を示したことで昨年来高値まで６万円高し３分の１押し水準で高値調整を続けてきた。ＰＥＲ１０倍台、ＰＢＲ０．９倍の割安修正に再発進しよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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