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【外国為替市場展望:ドル・円相場】米追加緩和観測後退でドル高・円安の地合い継続へ
【外国為替市場フューチャー:3月19日~23日のドル・円相場見通し】
■1ドル=82円台~84円台を想定
来週(3月19日~23日)のドル・円相場については、概ね1ドル=82円台~84円台のレンジを想定する。米国の追加金融緩和観測が後退しているため、当面はドル買い・円売り優勢の展開だろう。ポジション調整の動きなどで一時的に振れる場面があっても、ドル高・円安の地合いが継続する可能性が高いと考えられる。
また、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の講演や、日本2月貿易統計も注目されるだろう。サプライズがなければ、やや手掛かり材料難となってモミ合い展開となる可能性もあるが、日本の貿易赤字額が市場予想を上回るなどの内容次第では、ドル高・円安に拍車をかける可能性もありそうだ。
前週(3月12日~16日)のドル・円相場は、概ね1ドル=81円90銭台~84円10銭台のレンジで推移した。ポジション調整の動きなどで円安一服の場面もあったが、基調としてはドル高・円安の地合いだった。15日の東京市場では一時、11年4月中旬以来となる1ドル=84円10銭台に円が下落する場面もあった。週末16日の海外市場で終盤は1ドル=83円40銭近辺だった。
ドル・円相場に関しては、ポジション調整の動きなどを挟みながらも、基調としてはドル高・円安の地合いとなっている。ギリシャ問題が落ち着いてリスク回避姿勢が後退したこと、米景気回復期待で追加金融緩和策観測が後退していることに加えて、日本の経常黒字減少に対する懸念が高まっていることも、ドル買い・円売りにつながっている。
注目された12日~13日の日銀金融政策決定会合、および13日の米FOMC(連邦公開市場委員会)では、いずれも政策金利を据え置き、追加金融緩和策は見送られた。雇用関連を中心に米主要経済指標の改善が相次いでいることもあり、量的緩和策第3弾(QE3)観測が後退して長期金利上昇につながっている。このため当面はドル高・円安の地合いが継続する可能性が高いだろう。そして引き続き日米両国の金融政策に対する思惑が焦点となりそうだ。
当面の注目スケジュールとしては、19日のユーロ圏1月経常収支、米3月住宅建設業者指数、20日のギリシャ145億ユーロ国債償還期限、米2月住宅着工件数、バーナンキ米FRB議長の講演、21日の米2月中古住宅販売、21日~22日のECB(欧州中央銀行)理事会(金利発表なし)、22日の日本2月貿易統計、ユーロ圏1月鉱工業受注、ユーロ圏3月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米1月住宅価格指数、米2月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米新規失業保険申請件数、バーナンキ米FRB議長の講演、23日のスイス中銀四半期金融政策リポート、米2月新築一戸建て住宅販売などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、3月29日の米第4四半期GDP確報値、3月30日~31日のEU非公式財務相会合、4月2日の3月日銀短観、3日~4日のASEAN首脳会合、4日のECB理事会(金利発表)、4日~5日の英中銀金融政策決定会合、6日の米3月雇用統計などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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