【銘柄診断】エーザイは上がってなお高利回り、期末に向け利回り買いは継続へ

　　エーザイ <4523> は昨年１１月以来のもみ合いを離れ、昨年９月の昨年来高値３３００円のクリアーが目前になってきた。

　　ここへきて水準切り上げが進んだが、それでも配当利回りは４．６％となお高い水準にとどまっている。３月期末へ向け配当狙いの買いが継続する方向が予想され、株価も強調維持が想定されるところ。

　　医薬品業界は２０１０年問題による業績低下が大きな問題になっているが、同社もその例外ではなく、同社の収益向上の原動力となったアルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」が米国で特許切れとなり、アリセプトは後発品にシェアを奪われ今２０１２年３月期累計決算では米国での売上高は９３％も減った。

　　乳がん治療薬の「ハラヴェン」は２０１０年１１月に米国で発売され、２０１１年７月に国内でも発売されたが、初期浸透は予想以上の早さで進んでいる。ただアリセプトのように同社の収益源に成長するかどうか、その確認には時間がかかりそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

【関連記事・情報】
・半導体・液晶・太陽電池の製造装置関連銘柄特集（４）（2012/02/24）
・【株式市場を検証】為替動向に敏感だが買い意欲は旺盛（2012/02/28）
・犬丸正寛の相場格言～データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功～（2012/02/02）
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー（銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選）メルマガがスタート！登録受付中（2012/02/02）