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三井倉庫、三洋電機ロジスティクスを242億円で買収
三井倉庫は27日、三洋電機ロジスティクスの全株式を取得し、子会社化すると発表した。買収金額は242億円。
現在、三井倉庫は更なる成長を目指して、中期経営計画「新成長戦略@2010」を策定し、これにもとづく施策を進めている。具体的には、サードパーティーロジスティクス(3PL)事業をはじめとする、今後の成長の源泉となる事業の育成を進めている。また、既存の国内物流事業についても、従来手法からの抜本的な転換によるサービスの深化、顧客層の拡大を図っている。
三井倉庫によると、三洋電機ロジスティクスは、家電分野を中心として3PL事業で確固たる地位を築いており、顧客のニーズに対応したITシステムや全国に展開する物流網と合わせて、三井倉庫が志向する物流プラットフォーム構築に大きく貢献すると考えられているという。また、家電という取扱商品の特性上、エンドユーザーに接する領域までの物流を担っており、消費者物流領域の強化という点からも、顧客層の拡大を通じた三井倉庫の成長を導くものと考えられているという。
子会社化に当たっては、三洋電機ロジスティクスの全株式の95%を保有する合同会社3PLホールディングスの全持分をロングリーチグループより取得、および三洋電機の保有する三洋電機ロジスティクス株式の全部(三洋電機ロジスティクスの全株式の5%)を取得する。
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