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【銘柄診断】トヨタ自動車は7カ月半ぶりの円安も利益確定売りが交錯し反落
トヨタ自動車 <7203> は23日、35円安の3345円まで下げて反落している。前日22日夕方に為替相場で一時、1ドル=80.30円と昨年7月12日以来、約7カ月半ぶりの円安・ドル高に進み、この日も80円台での推移が続き、前日の米国市場では同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して5円高(円換算値)で引けたが、今年年初安値2553円から3割高しているだけに利益確定売りが交錯している。
為替の円高・円安は、同社業績の大きな変動要因となっており、1円の円高・円安に対する営業利益感応度は350億円と推定されている。
同社の今期業績は、期初予想を昨年8月に上方修正したあと、11月には未定に変更し、12月に再開示して今度は下方修正、それを今年2月に上方修正するなど出入りの激しい推移が続いた。
今年2月の想定レ-トは、通期で1ドル=78円、1ユーロ=108円と想定しており、現在の円安・ドル高がこのまま続くとすれば、上方修正された営業利益2700億円(前期比42%減)、純利益2000億円(同51%減)の再上ぶれ期待も高まってくる。
株価は、2月の業績増額で400円幅の急伸を演じ、PER評価では割高だが、PBRではようやく1倍を超えたところである。利益確定売りと下げ過ぎ訂正買いが綱引きするなか、株不足で逆日歩もつく信用好需給も支援材料視されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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