【銘柄診断】石油資源開発はメタンハイドレート関連人気に原油価格続伸がオンし5連騰

2012年2月20日 19:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  石油資源開発 <1662> は20日、185円高の3930円まで上げて155円高の3900円と5営業日続伸した。前週末の米国市場で、原油先物(WTI)価格が一時、1.26ドル高の1バーレル=103.57ドルと3日続伸し、1カ月半ぶりの高値で引け、この日朝方にはイランの英国、フランス向けの原油禁輸が伝えられたことから、原油価格上昇思惑を強め、今年2月に一転して上方修正された今3月期業績の増益転換業績を見直し割安株買いが増勢となった。

  2月14日から愛知県沖で採掘試験が始まったメタンハイドレート関連人気も、側面支援材料となっている。

  3月期業績は、昨年11月に下方修正したものを2月に上方修正、純利益は、138億500万円(前期比37%増)と期初予想をも上回って増益転換する。11月の下方修正は、天然ガス・原油の販売計画を下方修正したことが要因となったが、2月の上方修正は、原油CIF価格を下期想定の1バーレル=100ドルから第3四半期110.25ドル、第4四半期110ドルに変更したことが要因となった。

  なお、「燃える氷」といわれ日本の天然ガス消費量の100年分の資源量に相当すると推定され、日本周辺の深海域に賦存しているメタンハイドレートの採掘試験は、同社が、オペレーター受託して40日間の予定で進められており、来年1月には実際に海上にメタンガスを取り出す予定にある。

  株価は、2月の業績増額にメタンハイドレート採掘試験開始が続いて300円高しているが、PERは16倍台、PBRは0.5倍と割安である。なお上値評価が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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