【銘柄診断】大成ラミックは3Q好決算を見直し割安株買いで高値肉薄も小反落

2012年2月19日 10:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大成ラミック <4994> は17日、9円高の2521円まで上げたが、終値は1円安の2511円と小反落した。今年1月30日に発表した今3月期第3四半期(3Q)の好決算を見直し、3月通期業績の再上ぶれ期待を強めて割安株買いが再燃しており、売り方の買い戻しも交錯した。

  同社の3Q業績は、前年同期比5%増収、16%経常増益、13%純益増益と続伸し、昨年10月に上方修正した3月通期業績対比の利益進捗率は、93~90%と目安の75%を大きく上回った。東日本大震災の影響により原材料供給不足を懸念した先行受注が拡大して、主力の包装用フィルムの増産が続いており、昨年10月の新型液体高速充填機の発売や、米国子会社の充填デモルーム開設などの販売本格化なども上乗せとなっている。

  3月通期業績は昨年10月の上方修正値を据え置き、純利益は、11億円(前期比6%増)と連続の過去最高更新を予想しているが、3Q好決算から再上ぶれ期待につながっている。

  株価は、昨年10月の今期業績増額には限定的な反応にとどまったが、3Q好決算とともに下値を切り上げ高値を追った。PER14倍台の割安修正で高値抜けから一段高に進もう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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