【話題株】北沢産業は21%もの自己株式取得が極低位株買いを刺激し高値肉薄

2012年2月18日 15:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  北沢産業 <9930> (東1)は17日、9円高の18円と3日続伸した。前日16日大引け後に自己株式取得と立会外買付取引を発表、取得株式数が発行済株式総数の21.54%にも達することがサプライズとなって極低位値ごろ株買いが増勢となった。

  自己株式取得は、経営環境の変化に対応する機動的な資本政策の一環として実施するもので、上限を510万株、9億1290万円とし、取得方法は、きょう17日寄り付き前の8時45分に前日終値179円で立会外買付取引で執行する。

  この実施に際して同社は、筆頭株主のエフ・シー・エー・コンサルティングから保有株式のすべてを応じるとの意向を伝えられており、主要株主の異動は発生する可能性があるとしている。なお同社は、きょう17日前場10時30分に同買付取引で508万株、9億932万円の取得を終了したことを開示した。

  株価は、昨年11月に今3月期業績を下方修正、純利益が、続伸予想から8800万円(前期比14%減)へ減益転換したことから、昨年来安値にあと1円と迫る141円まで売られ、極低位値ごろ株買いの波及で昨年来高値198円まで急伸し高値波乱となっていた。強弱感の対立が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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