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【注目の決算発表】第一生命は3Q純益2ケタ減益転換も織り込み済みで続伸
第一生命保険 <8750> は14日、2800円高の9万3200円まで上げて急続伸した。前日13日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算を発表、純利益が2ケタ減益転換して着地したが、織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが再燃した。
前日の米国市場で、銀行株が、ギリシャの財政再建法案の可決を受けて上昇したこともフォローの材料となっている。3Q業績は、前年同期比5%増収、74%経常増益と増収増益転換したが、純利益は、19%減益と落ち込み、今年1月31日に修正した3月期通期業績対比の純益進捗率は、経常利益では88%と目安の75%をクリアしたが、純利益は66%と未達となった。
第一生命、第一フロンティア生命の新契約年換算保険料がプラス成長し、完全子会社した豪州TAL社の保険料収入が上乗せとなって売り上げ、経常利益は好調に推移したが、純利益は、厳しい運用環境や法人税引き下げに伴う繰延税金資産の取り崩しなどが要因となって低利益進捗率にとどまった。
3月通期業績は1月の修正値に変更はなく、純利益は200億円(前期比4%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。
株価は、東京電力 <9501> の原発事故に伴う損害賠償金捻出のための同社株式売却懸念や株価下落による評価損計上・業績下方修正が響いて上場来安値7万3300円まで売られ、欧州の財務不安一巡とともに底上げしてきた。なお下げ過ぎ訂正にトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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