【銘柄診断】日鉄鉱業は国際銅市況の上昇を背景に業績好転への期待感が強まる

　　日鉄鉱業 <1515> は年明けとともに上昇力を強めてきている。昨年１２月半ば以降、国際銅市況が戻り足に転じ収益好転への期待感が株価に反映され始めたようだ。

　　今２０１２年３月期の第３四半期累計決算は営業利益４９億７７００万円と前年同期比２６％増益を確保した。銅販売の好調が要因となっているだけに最近の銅市況上昇が来期業績への期待感を刺激するのも当然の流れだろう。

　　今３月期通期の業績については営業利益５５億円（前期５１億２４００万円）の見通しを据え置いている。しかし第３四半期までで進捗率は９０％に達しており、今３月期は大きく上振れての着地が有力だ。

　　また、鉄鋼・セメントなどの主・副原料となる石灰石は復興需要が本格化する方向にあり、今後の売上げ増が想定される。上がってなおＰＢＲは０．５倍の水準にとどまっており、訂正高の余地は広がっている。ここコンスタントな商いをこなしているだけに、チャートは２段上げ相場入りが有力だ。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

【関連記事・情報】
・【人気株診断】虹技は０５年型相場比較で上値余地期待、ただ人気は３度目に（2012/02/11）
・【人気株診断】新日本理化はまもなく上昇１年、１２倍超、取組も縮小方向（2012/02/11）
・犬丸正寛の相場格言～データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功～（2012/02/02）
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー（銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選）メルマガがスタート！登録受付中（2012/02/02）