アドアーズ:第3四半期業績は減収ながら大幅増益で着地

2012年2月11日 10:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■不採算店舗13店を閉店し、アミューズメント施設運営事業は大幅増益

  主に都心でアミューズメント施設を運営するアドアーズ <4712> (JQS)は10日、12年3月期第3四半期業績を発表した。

  売上高171億27百万円(前年同期比9.1%減)、営業利益9億54百万円(同121.4%増)、経常利益8億80百万円(同211.7%増)、純利益9億38百万円(同1145.5%増)と減収ながら大幅増益で着地。

  9.1%の減収となっているが、主力のアミューズメント施設運営事業で、計画通り13店舗を閉店したことで、138億6百万円(同4.7%減)となったことが響いた。その他の事業の売上高は、設計・施設工事事業26億36百万円(同21.8%減)、レンタル事業26百万円(同86.2%減)、不動産事業6億57百万円(同15.9%減)となっている。

  減収ながら大幅増益になった要因は、不採算店舗13店を閉店したことにより、アミューズメント施設運営事業のセグメント利益が12億76百万円(同140.9%増)と大幅増益になったことが大きい。

  減収であったが、原価率は84.9%と2.56ポイント低下したことで、売上総利益は25億85百万円(同9.5%増)となった。更に、販管費は16億31百万円(同15.5%減)とコスト削減に努めたことで、営業利益以下が大幅増益となった。

■大幅増益と有利子負債の圧縮で、財務面の健全化進む

  財務面に関しては、有利子負債残高は、期初残高101億75百万円から72億16百万円(12月末時点)と、29億58百万円圧縮した。更に、大幅増益となったことで、純資産は92億76百万円となり自己資本比率は前期末の30.8%から42.5%と財務面での健全化が進んでいる。

  通期業績予想は、売上高236億円(前期比9.0%減)、営業利益10億50百万円(同298.2%増)、経常利益9億円(同1100.3%増)、純利益9億円(前期△41億97百万円)と減収ながら大幅増益で黒字転換とV字回復を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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