リコー、デジカメ事業をペンタックスリコーに集約 カメラ関連事業を再編

2012年2月9日 17:24

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 リコーは9日、リコーグループのデジタルカメラ関連事業に関し、組織機能変更を行うことを決定したと発表した。

 リコーグループでは現在、RICOHブランドのカメラ事業をリコー・パーソナル・マルチメディア・カンパニー(以下リコーPMMC)が、PENTAXブランドについてはペンタックスリコーイメージング株式会社(以下ペンタックスリコー)が推進している。今回、この体制を一新し、今年4月1日からは、デジタルカメラなどのコンシューマー向け事業をペンタックスリコーに集約する。同時に、ペンタックスリコーの監視カメラ用レンズなどのセキュリティー関連製品事業と、業務向けカメラ事業をリコーPMMCに移管し、官公庁・企業などを対象とした業務向けカメラ事業をリコーPMMCに集約する。

 リコーは、昨年10月1日のペンタックスリコー設立後、コンシューマー事業強化を目的として、リコーグループ内における組織機能の重複の排除や、成長戦略の実現に向けた検討を重ねてきた。今回の組織機能変更により、 顧客接点力の強化、開発リソースの最適配置、技術投資の方向性や業務プロセスの見直しなどを加速し、顧客により魅力ある商品・サービスを提供できる組織体制を整えることができると考えている。

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