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【注目の決算発表】クボタは3Q業績減益転換も期末配当増配でカバーして急反発
クボタ <6326> は7日、37円高の735円まで上げて急反発している。前日7日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算を発表、小幅減益転換して昨年6月に開示した3月通期業績に対してやや低調な利益進捗率を示したが、同時発表の期末配当の増配でカバーして割安株買いが再燃している。
前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して14円高(円換算値)と反発して引けたこともフォローの材料視されている。
3Q業績は、前年同期比7%増収、11%営業増益、0.3%税引前純益減益、2%純益減益と伸び悩み、3月通期業績対比の税引前純利益と純利益の進捗率も、71%と目安の75%にやや未達となった。
国内売上高は全部門で増収となり、海外売上高は、水・環境システム部門が減収となったほかは、機械部門、社会インフラ部門が増収となり、全社的なコスト削減などで営業利益は続伸したが、円高の影響や法人取得税の負担増などから経常利益、純利益は減益となった。
3月通期業績は6月予想値に変更はなく、純利益は、600億円(前期比9%増)と続伸を見込んでいる。期末配当は、未定としていたのを8円と予想、年間15円(前期実績14円)に増配する。
株価は、円高進行で売られた昨年来安値561円から自己株式取得や順調な業績推移で724円まで底上げ、ノルウェーのグバンランド社の買収負担(約211億円)で600円台を試す再調整をしたが、足元では700円台まで戻した。PER15倍台の割安修正が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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