【注目の決算発表】スクリーンは3回目の純益下方修正で減益転換率が悪化し急続落

2012年2月7日 13:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大日本スクリーン製造 <7735> は7日、50円安の582円まで下げて急続落している。前日6日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示と同時に、3月通期純利益の3回目の下方修正を発表、減益転換率を悪化させることが、利益確定売りの増勢につながっている。

  3月通期業績は、昨年8、11月と下方修正されてきたが、その11月再減額値を売り上げ、経常利益は据え置きとしたが、純利益を35億円引き下げ、65億円(前期比74%減)と大きく落ち込む。3Q業績が、半導体最終製品の需要減少や世界的な景気減速で半導体メーカーの設備投資が慎重化、同社の半導体機器事業の売り上げが下ぶれ、円高も進行したことで、第2四半期より減益転換率を悪化させて着地、3QにFPD機器事業の固定資産減損損失、投資有価証券評価損を計上したことが純益再々下方修正要因となった。

  株価は、昨年8月の1回目の業績減額で昨年来安値434円まで売られ、11月の再減額では悪材料出尽くしとして600円台を回復、年明け後は、米国半導体メーカーの売り上げ回復が波及して700円台にタッチするまでリバウンドを拡大した。下値再確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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