関連記事
【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】引き続きユーロ買い戻し優勢の展開を想定
【外国為替市場フューチャー:1月30日~2月3日のユーロ・円相場】
■ギリシャ債務交換交渉での波乱やポルトガル国債利回り動向も焦点
来週(1月30日~2月3日)のユーロ・円相場については、流れとしては引き続きユーロ買い戻し優勢の展開を想定する。格付け会社によるユーロ圏主要国の国債格付け引き下げに対する警戒感がピークアウトし、ユーロ圏債務危機問題全体に対する過度な警戒感は後退している。ギリシャ債務交換交渉が合意に向けて進展すれば、ユーロ売り圧力が一段と緩和される可能性が高いだろう。
ただしギリシャ債務交換交渉に関しては、合意に対する期待感をある程度織り込んでいるため、2月13日の最終案提示期限に向けて波乱に注意も必要だろう。またポルトガルの国債利回り上昇が新たな火種となる可能性もあるだけに注意が必要だろう。
前週(1月23日~27日)のユーロ・円相場はやや乱高下した。週前半はユーロ買い戻しが優勢となって円安方向に傾き、1月26日の海外市場で一時1ユーロ=102円台前半に円が下落する場面があった。しかし、その後はユーロ買い戻しが一服して円高方向に傾き、1月27日の東京市場では1ユーロ=100円台後半に円が上昇する場面があった。週末1月27日の海外市場で終盤は1ユーロ=101円40銭近辺だった。
ユーロ圏債務危機問題に関する前週の動きを整理すると、主要国の国債入札は概ね順調な結果となって利回りも低下したため、国債入札と利回り動向に対する警戒感は、やや落ち着いた状況となった。ギリシャ債務交換交渉に関しても、1月23日のユーロ圏財務相会合が民間投資家の関与案を拒否したため一時的に警戒感を強める場面もあったが、その後は国際金融協会(IIF)が交渉を再開すると発表したことなどを受けて、概ね合意に対する期待感が優勢だった。週末1月27日には、格付け会社フィッチ・レーティングスがイタリアやスペインなどユーロ圏5カ国の国債格付け引き下げを発表したが、市場の反応は限定的だった。
来週も、1月30日のフランス、イタリア、2月1日のドイツ、ポルトガルなど主要各国の国債入札が予定されている。ポルトガルの国債利回りが上昇傾向を強めていることもあり、主要各国の国債入札や利回りの動向には引き続き注意が必要となるだろう。また、ユーロ・ドル相場やドル・円相場が動意づいた場合の波及にも注意が必要だろう。
当面の注目スケジュールとしては、1月30日のドイツ1月消費者物価指数速報値、スペイン第4四半期GDP速報値、ユーロ圏1月景況感・業況感指数、独仏伊首脳会談、EU非公式首脳会議、1月31日のユーロ圏12月失業率、米1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、米議会予算局「予算と経済見通し」公表、2月1日の中国1月PMI、ユーロ圏1月製造業PMI改定値、ユーロ圏1月消費者物価指数速報値、米1月ADP雇用リポート、米1月ISM製造業景気指数、プロッサー米フィラデルフィア地区連銀総裁の講演、2月2日の豪12月貿易収支、ユーロ圏12月生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長の議会証言、2月3日の中国1月サービス部門PMI、ユーロ圏12月小売売上高、ユーロ圏1月総合・サービス部門PMI改定値、米12月製造業新規受注、米1月雇用統計、米1月ISM非製造業景気指数、フィッシャー米ダラス地区連銀総裁の講演などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、2月7日の豪中銀理事会、8日の日本11年経常収支、8日~9日の英中銀金融政策委員会、9日の中国1月PPI・CPI、9日のECB理事会と記者会見、米伊首脳会談、10日の中国1月貿易統計、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、13日の日本11年10~12月期GDP1次速報値、ギリシャ債務交換の最終案提示期限、オバマ米大統領の2013会計年度予算教書発表、13日~14日の日銀金融政策決定会合、15日のユーロ圏第4四半期GDP速報値などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【特集:2012年を読む】「総合商社」銘柄の動向(1)~基盤強化で収益拡大基調(2012/01/03)
・大和小田急建設:放射能汚染土壌の除染方法を環境事業推進部中西氏に聞く(2012/01/25)
・【太陽光発電関連特集5】国内の太陽光発電システムの市場規模(2011/07/25)
・【太陽光発電関連特集4】住宅用太陽光発電システム市場の推移は拡大基調(2011/07/21)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
