【銘柄診断】ディスコは事業環境厳しいが、需給の好転を支えに踏み上げ相場も

2012年1月28日 17:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ディスコ <6146> は昨年9月6日に3275円の安値を示現したが、そこから一段水準を切り上げ、その後はもみ合い場面が継続している。

  DRAMや発光ダイオード(LED)価格の低迷で、切断装置の新規の受注が低迷、円高による売上高の目減りも加わって、今2012年3月期の第3四半期決算は営業利益が3億3700万円にとどまった。四半期ごとの推移は第1四半期29億5700万円、第2四半期18億100万円で、第3四半期に入り急激にダウンしていることがうかがえる。

  第4四半期の売上げは回復する見込みではあるが、アナリスト筋では未達リスクを指摘する声もあり、アク抜け相場にはつながっていない。そうした先行き不透明から売りが増加、1月20日申し込み現在では売り残が47万株に増える一方で買い残は大きく減少し13万株と、大幅売り長に変わってきた。

  つれて、日証金では連日逆日歩が発生してきた。事業環境は厳しいが需給好転は顕著で、需給が支える上昇相場の可能性も。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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