【銘柄診断】植木組は生産性の向上が進展、据え置きの今期見通しに増額期待

2012年1月25日 13:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  植木組 <1867> は1月10日に223円の昨年来高値を更新、震災後のフシとなっていた200円台を払い、チャートは新たな波動入りを示している。高値更新後の調整場面においてもそれまでの上値のフシとなっていた190円台が下値の抵抗ラインとなるなど、昨年来の波動と明らかに一線を画す展開となっている。やや出来高は細っているが、売り物が着実に吸収されている足取りは次のラウンドへの期待を抱かせるところ。

  今2012年9月中間決算は、営業利益が当初の2億円の損失見込みから100万円の利益計上へ大きく好転した。それにも関わらず通期の4億4000万円(前期7億8400万円)の減益見通しは据え置かれている。

  徹底した工程管理により生産性が向上、完成工事の利益率が当初見込みを上回ったことが中間期の上振れの要因だがこれは後半も引き継がれる。会社側も建設業界を取り巻く環境が先行き不透明として中間決算現時点では予想数値は変更しないとしており、実際には今の見通しを最低ラインに今後どれだけ上積みできるかということだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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