【銘柄診断】新日本無線はいきなりの急騰相場突入、注目点は逆日歩の発生動向

2012年1月20日 10:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■一週間ほどで3倍に近い上げっぷり

  新日本無線 <6911> は20日、39円高の271円まで上げて急反発している。同社の株価は1月10日から、いきなりの急騰相場に転じてきた。1月6日の出来高15000株が7日には1550万株に一気に急増、株価も1月6日の111円が17日には高値307円を示現、一週間ほどで3倍に近い上げっぷりだ。特別な材料は見当たらず、低位仕手株乱舞の中で出遅れ人気が回ってきたものと推定される。

  株価上昇につれ信用売り残が急増、直近1月18日申し込み現在では売り150万株、買い207万株と拮抗している。ただ、1月11日から新規売り停止の措置が取られている。人気相場に転じてすぐの措置で、タイミングとしてはかなり早いが、ともあれ新規のカラ売りの流入が見込まれないだけに、基本的には今の売り方が踏んだら終いということにも成りかねない。

  日証金ではまだ逆日歩の発生が見られないが、人気的には逆日歩が付いた時点が相場のターニングポイントになりそう。今2012年3月期は営業損失45億円(前期7億6100万円)見通しと業績は低迷中。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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