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【銘柄診断】エヌ・ピー・シーの今8月期は低調スタート、業績動向が焦点に
エヌ・ピー・シー <6255> (東マ)は18日、32円高の520円まで上げて反発している。昨年12月以来の落勢が止まらず、昨年来安値更新が射程内に入る低調な動きとなっていた。1月11日に発表された今2012年8月期第1四半期の業績が営業利益3億2100万円の損失(前年同期4億6300万円の損失)と低調スタートとなったことが響いているもの。
欧州において太陽電池市場の成長が減速したため、太陽電池メーカーの設備投資計画に延期の動きが出てきている模様だ。欧州が中心であった太陽電池市場が、中国及び日本を中心としたアジア市場及び北米市場へと世界的に拡大するとの見方から、会社側では今8月期の営業利益6億5200万円(前期14億600万円の損失)の見通しを据え置いている。
ただ、アナリスト筋では、太陽電池市場は拡大基調にあるが、価格競争が激化し収益状況は厳しいとの見方が強く、先行きはまだ流動的だ。太陽電池関連として先高感に包まれた相場を繰り広げてきただけに、明らかに実態に比べ株価が先行している。足元はなお弱い動きが続くことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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